No.43  野球をやってきて よかった!

横山 啓悟  平成22年2月 著

僕は4年生の始めのころに、友達にさそわれて、西習志野グリーンファイターに入った。

最初のころは、すごくボールがこわくて、フライやゴロなどが全然捕れなかった。 「なんでみんなができて、自分だけ捕れないんだろう」と思い、すごくくやしかった。

ある日、監督が僕に言った。「外野の後ろには誰もいないんだぞ」と。その一言で僕は、どんな球でも捕ってやると決心した。 そして、今では、Bチームだけど、外野からバックホームをして、ランナーをさすこともできるようになったし、 難しい球を捕ることもできるようになった。

バッティングも最初のころは三振ばかりだった。だから素振りを頑張るうちに、ある日、Bチームの試合の牡鹿台ディアーズ戦で、 初めて二塁打を打った。ボールが当たって飛んで行って、セカンドベースを踏んだ時、胸が爆発するぐらいうれしかった。 それからも、YCリーグで鎌ヶ谷ライオンズ戦でも、3打数3安打を打った。

野球をやってきてよかったことは、山のようにある。

一つ目はゴロやフライなどを捕ったら、みんなに「ナイスキャッチ」と言われたこと。二つ目は初めてヒットを打てたこと。 三つ目はチームプレイ、協力ということを知ったこと。

これらは全部、練習をたくさんしてくれた監督やコーチ、たくさん応援してくれた仲間やお母さん方のおかげだと思う。 だから僕は、これらの経験をいかして、何かに役立てていきたいと思う。

代表、監督、コーチ、お母さん方、本当にお世話になりました。ありがとうございました。


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