「グリーンファイターに入らせて下さい」と土下座をしたのが、今から3年前。青天の霹靂とはまさにこのこと。キャッチボールはできない、野球のルールも知らない、ましてや運動嫌いな息子が、なぜ??
聞けば、もう一人入団すれば9人になり、1つのチームが出来るからとクラスの子に誘われたと、うれしそうに話していました。
もちろん家族は反対。絶対についていけないし、続かないだろうと思っていましたから。しかし、あきらめの早い子だったのですが、納得してくれず、でも体験に行けば---と思った親の気持ちは見事に打ち砕かれ、本人の意思を尊重して入団することになりました。
入団当初は、心配ばかりしていました。
泣きながらノックを受けている姿を見て、涙を流さずにはいられませんでした。しかし、徐々にうまくなっていったことは、親の目からも分かりました。その後は、ファインプレーをした姿を見ては涙、試合に勝って、みんなとハイタッチをしては涙でした。
いま、いろいろなシーンが思い出されます。中でもYCリーグの決勝戦、ツーベースを打ってセカンドベースで高々と両手を挙げてガッツポーズをしている息子の姿は、私の一生の“宝物”。こんな笑顔の息子を見ることができるとは思ってもいませんでした。
息子は本当によくがんばりました。
それも代表はじめ監督・コーチ・ママ達の支えがあってこそ、ここまで成長できました。感謝・感謝・感謝です。
そして何よりすばらしい仲間にめぐり合えたことが、一番の財産です。11人はとても仲がよく、みんなの笑顔は最高でした。
私自身もたくさんのママ達と知り合うことができました。土日の応援、お当番の時、こっそりコンビニでスイーツを食べたり、楽しい思い出がいっぱいです。
みんな“ありがとう” 。これからの成長を楽しみにしています。