No45  ありがとうございました

(2023年2月/母)

息子は、3年生の夏に野球やらないかと誘われました。
それまでどちらかというとメンタルが弱めで繊細で厳しい事は怖いから嫌と言うタイプでした。
私の少年野球のイメージは、とにかく厳しいという物でしたので、合わないんじゃないかと思いました。

とりあえず体験に行くという事で少し不安を抱えつつ送り出しましたが、
帰宅して「楽しかったー!いっぱい褒めてもらったー!野球やりたい!」と、とても嬉しそうでした。
それから何度が体験させてもらい、
「野球楽しい!辞めないから、道具が欲しいです!」と気持ちを伝えて来てくれたので私も決心をし入団することになりました。

我が家は、パパがサッカー少年でしたのでまさか野球に行くとは!と夫婦でびっくりした事を覚えてます。
息子と私は、始め野球のルールを全く知らなかったので一緒に少しずつ覚えていきました。
試合で自分の所にボールが飛んで来てもそれをどこに投げていいか分からずオドオドしていたり、何度バッターボックスに立っても打てなかったり、試合前の練習でフライキャッチを失敗して顔面から物凄い出血したりで、「あー、やっぱり続かないかなー」と思ったりもしました。
でも息子は、いつの間にか私が思っている以上に強くなっていて野球を辞めたいと言った事は、それまで一度もありませんでした。
息子が1度だけ野球辞めたいと言ったのは、連合が決まった時でした。
今まで大好きだった上級生の卒団、そして全く知らない環境へ飛び込むことの不安。
連合してからしばらくは、緊張していて野球をあまり楽しんでない事が伝わって来ました。
私も毎週送り出す度に大丈夫かなととても心配でした。
それでも息子を信じ見守る事にしました。
すると、5月頃から顔つきが変わりまた野球を楽しんでいる息子がいる事に気付きました。
新しいチームにも馴染み仲間達とも随分と仲良くなり頼もしくなりました。
試合でもピッチャーをやらせてもらったり、責任感やチームワークを大事にし、野球を心から楽しんでいました。
息子が野球を始めなかったら、味わえなかった感動や悔しさを一緒に感じさせてくれてありがとう。あなたはお母さんの誇りであり自慢の息子です。
3年間お疲れ様でした。
これからもあなたのやりたい事に1番近くで応援させて下さい。
代表、監督、今まで支えてくださった全ての方々今まで大変お世話になりました。
ありがとうございました。


 はっきゅう・ママ 一覧へ

HOME