No18  息子の成長とともに

(2009年3月/母O)

この春、わが子が小学校を卒業し、同時に約4年間在籍し、お世話になった西習志野グリーンファイターも卒団することとなりました。 光陰矢のごとし。月日のたつのは早いもの。身長が私と変わらないほどに成長したわが子の背中を見ながら 「本当によく卒団まで野球を続けることができたね」という喜びと「もう卒団してしまうのね」という寂しさで、 いま私は胸がいっぱいになっています。

入団した当初、キャッチボールもしたことのない子供だったので、正直いつまで続くのだろうと心配していました。 父親もコーチとして参加できなかったので、すべて監督・コーチにお任せしなければならず、練習についていけるのかどうか、 毎週、不安を抱いたほどでした。 しかし、ボールが捕れず、泣いていた子が、だんだんと野球らしくなり、ボールに喰らいついていく、 ひたむきな顔に出会えるようになりました。5・6年生になると、試合にも出られるようになり、私自身、 本当にたくさんの感動を子供たちに与えてもらうことができました。とても幸せなことだと思いました。

先日、息子に「グリーンファイターに入って野球やってどうだった」と何気なく聞いてみたところ 「毎週、野球に行くのが本当に楽しかったよ」と、にこやかに話してくれました。練習は厳しかったけれど、 それ以上に楽しかった思い出を作ることができたのだなあ、と息子の言葉で確信いたしました。 スポーツは勝負の世界ですし、結果は大事だけれど、どういう試合をするか、どういう野球をみんなでやっていくか、というテーマが重要で、 それが試合結果につながっていくのだと思いました。6年生の春の大会や夏の大会では思うような結果が出せず、 本当に悔しかったことと思います。一人ひとりが、その悔しさを忘れず、これから先の人生で、さまざまな試練にぶつかった時に、 勇気を持って立ち向かって行ってほしいと思います。

チームのモットーである「明るく・楽しく・たくましく」の言葉どおりに過ごすことができた4年間。 子供にとって一生忘れられないものであり、人格形成においても大切な経験だった、と強く実感しております。 母親としても、グリーンファイターという少年野球チームに携わることができて、大げさと思われるかもしれませんが、 忘れかけていた青春時代に戻ったような思いを経験させていただきました。

本当に心から子供たちを愛し、育ててくださった代表・監督・コーチの皆様、そしてグリーンファイターという少年野球チームに、 心から感謝いたします。ありがとうございました。


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